薬剤師が太陽光発電を始めてみた

土地付案件を信販でしか買えない、しがないサラリーマン。このブラック業界を副収入で生き延びようという試みの日誌

会社を辞めます

タイトルの通り。

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いや、太陽光で調子こいていきなり脱サラとか、大それた事は考えてませんよ。

転職です。

薬剤師n年目、非薬局の職場から調剤薬局へ移り、2回目の転職であります。

「店舗」というスキームから脱却した職場で働きたい、今後そういう薬局を作りたい、という思いで、
割と小さい会社に移ります。

そう考えるに至った背景というか、私なりのこの業界の将来展望についてはいずれ記事にするとしましょう。

そして、

一度目の転職は「失敗」と認めざるを得ない。
それについても追々まとめると思います。


真面目な話は置いといて、
ぶっちゃけたところ、
今の会社がやっぱりブラックだなぁと思ったもので。

いや、間違いなくブラックだ。

人員不足のため、薬剤師通常m人のところ昨日もワンオペ。
欠員があれば、管理者の自分が休日返上で埋める。
もちろん有給など取れない。
病気にもなれない(なるけど)
下からは甘えられるばかり。

何処かで聞いたことある話ばかりだが、そんな事がこの会社の薬局においても常態化している。

医療有資格者の人材は流動性が高いので、こんな状況に陥った会社からはどんどん人が逃げていき、人手不足は加速度的に深刻化する。

私もその一人として、人手不足に加担することとなるわけで、殊更今の勤務地は高負荷な地域なので会社としては痛手かもしれない。

もちろん管理者、管理職という立場であるため、一定の責任は果たすべきとは考えるが、私の人生は会社のためにある訳ではない。
それに、社員に対する責任を履行出来ない会社に、私が果たすべき責任はどこまであろうか? 退職の日まで、日々の責務をこなす。それ以上の何があるのか。


さて、
中小企業の範疇とはいえ、業界内ではそこそこの規模のあるチェーンにおいて、何故こんな事態に至ってしまったのか、
発端ともいえる欠員を埋める予備要員を失うに至ったのか。

それは、
温度感の差は大きくあれど、かつて取り沙汰されたゼン○ョーと本質的に同様の、チェーン運営のシステムによると考える。
こと我々の業界においては、不測の欠員や有給などに対して補充要員を確保するセーフティーネットを構築した上で実践しなければ、自動的にこのような事態に至るのはこんな私が考えても明白だ。


これ以上は身バレと社外秘に触れる恐れがあるので具体的には書けないが、

とりあえず、この会社は反省していない。

数年以上続く人材不足を省み、その根本的な要因を検討することなく(いや、してるかもしれないが無視して)突き進む方向にある。

今の状況が改善する見込みがないと判断したのだ。


この会社のビジョンには入社から今の今まで共感しているし、一緒に進めていきたい仲間も見つかったので後ろ髪引かれる思いもある。

しかしながら、
私には自身の人生もビジョンもそして家族もある。会社に全てを捧げることはできんのよ。

そして何より、今の状況で勤務を続けても
臨床薬剤師として成長出来ない。それを患者さんに還元することも出来ない。

悪いことばかり書いてしまったが、
現職ではこれからのキャリアに活用できる大変重要な経験をさせて頂いたうえ、
ブラック管理職を拝命したことを契機に、副収入獲得に向けて動く事ができた訳だ。

そして、非上場企業とはいえ、ある程度の信用力を私に与えてくれたのだ。

私の人生にとっては、現職での勤務は間違いなくプラスになっただろう。

ここから失うものが大きくなる前に、こういう言い方は語弊もあると思うが「損切り」をするつもりで退職する。

さよなら。