コロナ世論に一薬剤師が思うこと
なんだか地方の発電所、予定地の視察やメンテ行くのも憚られる感じになってきましたねw
こちとら「仕事」なんですが。
ただ地方は県外ナンバーとか敏感ですから、やはり地元の反発を買うとやりにくくなってしまいますので、どうしたら良いものか…
さて、コロナパニック、私は割と冷めているというか呆れてるのですがw
これだけは熱く語りたい
「(一部の)日本人のリスクベネフィット感覚おかしすぎ!!」
いや、たぶん日本人全員がそういう訳ではないですけど。
みんな新型コロナのリスクに張り付いてしまっていて、対コロナの為なら何でも容認されそうな空気もある。
抑えるべき新型コロナの死亡率は数%、大半が軽症、というリスク。
一方、対コロナの方は
自粛とか緊急事態宣言は大幅な経済停滞のリスクがある。(国が補填してくれるから、というのは無責任)
アビガンや抗HIV薬には催奇形、相互作用、血液毒性などの重大な副作用あり。
これを天秤に掛けたとき、どうでしょうか。
抑えようとしているリスク=ベネフィットと、それを抑えるための対策のリスクをくらべて、ベネフィットがリスクを上回らないと害にしかならないんですよ。
ようやく緊急事態宣言という話もありますが、逆に此処まで引っ張ったんだから、その間に国民内でリスクベネフィット、どちらをとるか、という議論がもうちょいあっても良かったんじゃないのーーー!!
ちなみに別話ですが、薬のリスクについても同じような事がありまして。
脂質異常症の薬で死に至る重大な副作用あり、という報道がでて、プチパニックになった事がありました。服用拒否も結構ありました。
これも、
薬の死に至る副作用のリスク。
脂質異常症薬により、心筋梗塞や脳梗塞での死亡、入院に至る率を下げるベネフィット。
の中で薬のリスクに国民感情が張り付いてしまった結果なのですよね。
もう本当に報道も(一部の)日本国民も、この極端さ何とかなりませんかね。
医療従事者は適切な情報提供を通じて、国民の判断力を育てないといけないなぁ…
太陽光発電事業へのコロナショックの影響
主に経済対策の影響だと思うのですが
【売上について】
コロナが流行ろうがお天道様は平常運転なので、売上は変わらないでしょう(笑)
ただし、消費税の引き下げは、非課税事業者にとってはマイナスに働いてしまいます。
私の場合は再来年まで課税事業者なので、直ちに影響を受けません。オリンピックが来年開催になるとして、その翌年くらいまでの措置継続と考えれば影響は回避できそうです。
またFITには関係ありませんが、卒FIT、非FIT案件では原油価格下落に伴う電力コスト下落に合わせ、買取単価が下がるかもしれませんね。
これはコロナだけじゃなく、産油国の事情も絡んでますが。
【資金調達について】
今から新規案件というのは少ないでしょうが、セカンドの取引は増えてくると思われます。
その際の資金調達には影響があるでしょうか。
リーマンショックを超える金融措置が検討されているとの事ですが、
ただでさえ資金ジャブジャブの金融機関が、さらに資金を突っ込まれる事でサラリーマン事業家に融資先が広がるのか。
あるいは、コロナショックで資金確保を進める企業に流れるのか。実際、トヨタ自動車は1兆円の確保に動き、他の企業も追随すると思われます。
いずれにせよ、金余りであっても銀行は融資先を厳選している状況です。金があるからといって審査が甘くなることは考えにくそうです。
また個人事業家の味方、政策金融公庫は、コロナショックのダメージを受けた中小企業や事業者への支援を優先するでしょう。
総じて、太陽光や不動産の個人事業家にとってプラス材料は少なそうです。
太陽光に関しては、未完成案件の工事が遅れる、という点ぐらいの影響でしょうか。
中国は平常運転に戻ってるみたいなので部材は来ますが、国内がコレなのでね…
2020年1-2月 発電実績 と案件の近況
発電量の伸びが春の訪れを告げてくれています(笑)
さて、本年は閏年のため2月の発電量が1日分多くなりますので、
対シミュレーションは2/28までで算出しました。
今更ながら1月は痛かったですね。インフルが流行らなかったのは良いが。。。
【案件進捗】
コロナちゃんの影響により、未連系案件の中国製部材出荷が10日程度遅れるとのこと。
え、たった10日で済むの??
一方日本は何故にこんなに騒いでるんだか。。。
初号機:消滅
弐号機:稼働中
3号機:工事待ち 夏前に連系
4号機:工事待ち 秋ぐらいに連系
5号機:工事待ち 春に連系
3号機はズルズルズルズル延びてきています(-_-;)
まだ諸々手続きがあるようなので、この国内の混乱状況からすると更に延びるかなぁ…
オリンピックに突入しなきゃ良いのですが。
2019年12月 発電実績 と案件の近況
もう2月になってしまいますが、今更ながら、明けましておめでとうございます(笑)
昨年末の発電実績です。
弐号機 | 想定値 (kWh) | 実績値 (kWh) | 当月達成率 (%) | 想定値累積 (kWh) | 実績値累積 (kWh) | 累積達成率 (%) |
2019年7月 | 8098 | 6754 | 83.4 | 55661 | 55112 | 99.0 |
2019年8月 | 8775 | 8638 | 98.4 | 64436 | 63750 | 98.9 |
2019年9月 | 6637 | 7858 | 118.4 | 71073 | 71609 | 100.8 |
2019年10月 | 6157 | 5894 | 95.7 | 77230 | 77503 | 100.4 |
2019年11月 | 5157 | 5800 | 112.5 | 82387 | 83303 | 101.1 |
2019年12月 | 5716 | 4605 | 80.6 |
88103 |
87908 | 99.8 |
12月は酷かったものの、累積では達成率ほぼ100%となりました。
年が明けてからは更に酷く、70%台前半になってしまう見込み。12月分から引き続き、単月売上げがローンの支払いを割る状況になりそうです。
東日本太平洋側はほぼ同じ傾向の天気ですが、地点によって日照時間は70~90%台と幅があります。
リスクヘッジのためにも他の案件も早く稼働して欲しいところ。
【案件進捗】
初号機:消滅
弐号機:稼働中
3号機:工事待ち 年明け~春に連系
4号機:工事待ち だいぶ先に連系
5号機:工事待ち 年明け~春に連系
Mark.06:検討中
2019年11月 発電実績 と案件の近況
弐号機 | 想定値 (kWh) | 実績値 (kWh) | 当月達成率 (%) | 想定値累積 (kWh) | 実績値累積 (kWh) | 累積達成率 (%) |
2019年7月 | 8098 | 6754 | 83.4 | 55661 | 55042 | 98.9 |
2019年8月 | 8775 | 8638 | 98.4 | 64436 | 63679 | 98.8 |
2019年9月 | 6637 | 7858 | 118.4 | 71073 | 71538 | 100.7 |
2019年10月 | 6157 | 5894 | 95.7 | 77230 | 77432 | 100.3 |
2019年11月 | 5157 | 5800 | 112.5 | 82387 | 83232 |
101.0 |
気候次第なので何とも言えませんが、日照時間比や最寄り地点の実測日射量比を考慮しても、秋~冬にかけて上振れしやすいようです。
気温のせいでしょうか。
【案件進捗】
初号機:消滅
弐号機:稼働中
3号機:工事待ち 年明け~春に連系
4号機:工事待ち だいぶ先に連系
5号機:工事待ち 年明け~春に連系
Mark.06:検討中
6号機は資金調達に悩み中
過積載発電所の経年劣化シミュレーション
業者が出すシミュレーションって大体0.5%~0.7%/年ぐらいの発電量経年低下を見込んでいますよね。
結晶シリコン太陽電池の劣化率は0.4~0.5%/年と言われているようなので、パネル劣化率としては上記の数値は妥当なところだと思っています。
いや、ちょっと待て。
殆どの業者シミュレーションは、初年の発電量予想値からパネル劣化分ずつ単純に引いているようですが、
イマドキの太陽光発電所においてそれって正しいのでしょうか?
今は~200%ぐらいの過積載が当たり前なので、過積載率に依存してピークカットのロスが発生します。
一方、経年劣化によるパネル出力低下につれて、過積載率が下がっていきます。
このとき、過積載率に依存したピークカット率も下がっていく筈では?
ということでピークカット率を考慮して経年劣化をシミュレートしてみました。
↓↓↓↓↓↓
ピークカット率はWave Energy社の(どっかのセミナーで発表されたという)データを参考に、過積載率140%以上において過積載率+5%に対しピークカット率+1%とします。
パネル出力100kW、PCS出力49.5kW、初年年間発電量100000kWh、年劣化率は0.8%/年の条件で計算
まずはピークカット率の経年変化 横軸:経過年、縦軸:ピークカット率(%)
続いてピークカットが無いと仮定した場合の年間発電量と、上図のピークカット分を引いた年間発電量(kWh)
そして、上図のピークカットあり年間発電量の対初年比と、パネル出力の対初年比(%)
年劣化率は多目の0.8%/年と、ほぼメーカー出力保証のラインに設定したにもかかわらず、発電量低下0.5%/年、20年後に90%の発電量が確保できる結果となりました。
つまりパネルメーカー保証の最低ラインであっても、施工業者のシミュレーションに狂いが出ることはほぼなさそう、という事になります。
ちなみにパネル劣化率0.5%/年でシミュレートすると、発電量低下は0.3%/年前後、20年後94%となりました。この通りに行くと収支はそこそこ上振れしそう。
結論としては、
「パネル経年劣化は過積載でそこそこカバーできる」
と考えます。
一方で、日常の発電量で異常劣化に気付きにくい、と言うことも分かります。
予備能力が高いゆえ、機能低下時に自覚しにくい「沈黙の臓器」肝臓や腎臓と同じようなものですかな。
これらの能力は、生命維持レベルに対し200~700%もの「過積載」をしていますので(笑)
異常に気付くためには定期的な健康診断が重要になりそうです。
なお今回は30年後までシミュレートしていますが、過積載率155%、発電量初年比85%も残るので20年で終わりにするのは勿体ないですね。
2019年10月 発電実績 と案件の近況
弐号機 | 想定値 (kWh) | 実績値 (kWh) | 当月 (%) | 想定値累積 (kWh) | 実績値累積 (kWh) | 累積 (%) |
2019年1月 | 6527 | 7132 | 109.3 | 8936 | 9737 | 109.0 |
2019年2月 | 6510 | 5459 | 83.9 | 15446 | 15196 | 98.4 |
2019年3月 | 7803 | 7169 | 91.9 | 23249 | 22365 | 96.2 |
2019年4月 | 8312 | 8641 | 104.0 | 31561 | 31005 | 98.2 |
2019年5月 | 8539 | 10055 | 117.8 | 40100 | 41060 | 102.4 |
2019年6月 | 7463 | 7228 | 96.8 | 47563 | 48288 | 101.5 |
2019年7月 | 8098 | 6754 | 83.4 | 55661 | 55042 | 98.9 |
2019年8月 | 8775 | 8638 | 98.4 | 64436 | 63679 | 98.8 |
2019年9月 | 6637 | 7858 | 118.4 | 71073 | 71538 | 100.7 |
2019年10月 | 6157 | 5894 | 95.7 | 77230 | 77432 | 100.3 |
ずいぶん凸凹がありますが、累積では100%キープ出来ています。
【案件ステータス】
初号機:消滅
弐号機:稼働中
3号機:工事待ち
4号機:工事待ち
5号機:検討中
初号機は残念ながら無くなってしまいましたが、4、5号機が浮上しました。
14円案件も工夫によっては旨味あるのでは?と思えたので開拓を再開しています。
初号機のような事もあるので件数を確保しておきたいのですが…自己資金も融資も限界かな。