借金することは怖いか
「薬歴は残して定時に帰りましょう、明日大災害が起きて全てがなくなるかもしれないから」
ある日、私の職場の薬剤師が放った言葉です。
なるほど。ごもっともだ。
そう言えば前職で、溜まった仕事を「借金」と呼んでいた人がいたなぁと思い出しました。
さて、借金というと非常に強い嫌悪感や恐怖感を覚える方が多いようですが、
そもそも私達が依存して暮らしている、この日本という国が多額の借金をしています。
なので我々国民も借金するのに抵抗を持つ必要は全くないのでは、と思う訳です。結論から言えば。
我が国の借入というのは、
年収入64兆円、年返済23兆円、借入残高1000兆円
収入に対し返済額35.9%、残高1562.5%という数字だそうです。
結構なもんです。
この国家に依存して暮らしている私達にとっては、一家の大黒柱が知らずに大借金を作っているようなものですね。
さて、
いずれ国の借金は返す事になります。経済破綻を伴うか、あるいは回避できるか分かりませんが、何がしかの経済施策を用いて返済するでしょう。
国が自らの借金を返しやすくなるように経済を操作すれば、同じく借金を負っている人も返しやすくなります。
この国と運命を共にする人々は、国と同じように借金をしておけば良いというわけです。
一般には、国債の返済負担はインフレ化により軽減すると言われますが、
例えば4倍のインフレ化、すなわち日本円の価値が4分の1になると、国の債務は今の4分の1に圧縮されるという訳です。
万一、経済破綻や通貨危機を伴えば、さらに大きなインフレ化もあり得るでしょう(先進国では前例がないので分かりませんが…)
なるほどなー。
借りは溜めといて損はない。天変地異で(ほぼ)消えてしまう可能性だってあるわけだ。
冒頭の薬剤師が言った通り、ですね。
ちなみに、上記の国の借入に対して私の借入はと言いますと
1号機取得後
収入780万、返済130万、借入残高1900万、
同16.7%、234.6%
2号機取得後
収入960万、返済260万、借入残高3800万
同27.1%、395.8%
3号機取得後
収入1180万、返済410万、借入残高6000万
同34.7%、508.5%
3基買った時点で収入に対する返済の割合は国とほぼ並びますが、借入残高は収入の5倍に留まります。
そして、この借入で取得した発電所はお金を産んでくれる訳で、借入残高はここから減少していく一方となります。
国との比較をしても仕方ありませんが、健全なもんでしょう。